東京とロンドンでインフルエンザに関する感覚の違いについて
先日、重い腰を上げて渡英8ヶ月以上を経て、ようやくGPの登録を済ませました。GPの登録のためには書類の提出と医師による問診を行ったのですが、問診の際についでにと思ってインフルエンザの注射が受けられるか尋ねてみたところ、意外な返答が返ってきました。それは、
"なんでインフルエンザを気にするの?"
この時は正直、え?って思いましたよね。
だってインフルエンザですよ。普通に考えて誰もかかりたくないじゃないですか。日本にいた時は毎年予防注射を受けましょうみたいなのが通説だと思ってたのでこの反応には私びっくりでした。
詳しく聞いてみると、NHS(国民保健サービス - イギリスの国営医療サービス事業)の保障の範囲に含まれる人は限られていて、健康上の問題があるか、高齢に達しているか、医療系の職についている人は無料で注射を受けられるが、それ以外の人は大抵(少なくともこの病院では)注射を受けないのだそうで。最初の反応はつまり、医療とか福祉関係の仕事をしているの?っていう意味で聞いていたということ。
自分は保障の対象にならないので、ではいくら掛かるのか?と聞いたらこれまたなんと「知らない、聞かれたこと無いし、調べたことがないから!」とあっけら。うーん、そんなに予防注射する人いないんですかこの近辺の人は。
NHSのサイトには以下の記述が。健康な人ならそこまで気にするもんじゃないですよっていう体でいるみたいですね。
Flu can be unpleasant, but if you are otherwise healthy it will usually clear up on its own within a week.
Who should have the flu vaccine? - Vaccinations - NHS Choices
参考:Flu Jab | NHS and Private - Book Now - Boots
上記サイトで予防接種の手配もできるみたいですね。有料の場合は£12.99かかるみたいです。お近くのBootsに行って注射を受けるって流れになるのかな。東京の会社で受けた時は3500円位したような気がするので、日本よりも少し安いかな?
どうでもいいけどBootsって薬局業界寡占していませんか?電器屋といえばCarphone and Warehouseばっかだし、この国はもっと市場の競争に晒されるべきと思わないでもない...。スーパーは一杯あるけども。うーん、ややっ、話が逸れました。
勝手な私の偏見ですが、風邪とかインフルエンザって個々人がそれぞれひいてしまうよりは、人を媒体にすると感染しやすくなってしまうというイメージが有ります。んで、ロンドンて色んな人種がごっちゃりしてるもんだから、身体的特徴も様々な人がいて、その年によって誰かが風邪をひきやすいとかってことがあるんじゃないかなと。であれば、その誰かを毎年出さないようにしなきゃいけないんじゃないのかという気がしていたのですが、どうなんでしょう。ロンドナーは皆耐性があるんですかね。日本人が過敏なだけでしょうという気もしますが。
ところで、かく言う今現在の私は風邪気味です。職場の人の勧めで、塩うがいをやってみたらけっこう喉楽になったかも。体調管理には気をつけたいものですね。
皆様もご自愛のほど...。
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