【悲報】Macbook Airが死亡。そして新たにMacbook Proを購入…。(後編)
前編のあらすじ
CDドライブをシェアメイトに借りたアキヒト。愛用のMacbook Airに挿してみたら、あれあれ、動かなくなっちゃった!?☆やり場のない怒りと焦燥感!故障したMacbookを街の修理屋に持っていったらそこにいたのはピアスの兄ちゃん!?Appleストアにも行ったのにまた出なおせって!?どうなっちゃうの〜??☆ふひひ
詳しくは以下の記事で。
ymsdeedinbugrgh.hatenablog.com
正直、読み手からしたら面白い部分はほぼ前編で出尽くしちゃってる感は自分の中でもあるのですが、海外トラブルのケーススタディとしてでも良いのでお付き合いいただければと思います。
朝一でAppleストアへ
7月14日(火)。8:20のバスに乗って私はエジンバラ市街へと向かっていた。英語スクールに行くときよりもかなり早い時間である。ていうか無職の生活からしたらこれは完全に早起きである。向かっているのはAppleストア。まさか自分の人生のなかでわざわざ早起きしてAppleストアに向かう日が来ようとは。理由はある。朝開店直後のタイミングでGenius Barへ行けば、予約無しの状態でも技術者による検査が受けられるのだ。予約という手順を踏んでしまうと何日も待たされることになるのだから、これくらいはなんともない。
8:40Appleストアに到着。開店までは後20分。周りに人通りはあるが、新製品の発売日でもないのに開店まえのAppleストア前で待機してるのは自分だけだった。そりゃそうだよな、と内心思っていた。が、10分後にはまた別の人も来たりして、恐らく私と同じように急いで修理をしたいであろう人たちは開店直前には12人になっていた。2番目に来たガタイのいい兄ちゃんと世間話をしていたのだが、なんと彼はこのために仕事を休みにしたとまで言っていたから、それほど仕事の休みがとりやすいのか切羽詰まってる状況に立っているのか...。
人が増えて来たけど、入り口の前に固まっており並ぼうとする様子がなかったので、「ちゃんと前に立ったほうがいいぞ」と背中を押されて入り口の真正面に私は陣取った。9:00。店のドアが開き、かくして私は入店一番乗りを果たし2階のGenius Barへと駆け足で向かった。と、その時後ろからグイとカバンを引っぱられた、嘘だろ!?と思ったらさっきの兄ちゃんじゃねえかぁ!! "冗談だよ"と言いながらすぐにカバンから手を離したけど正直、マジで洒落になっとらんぜ。
かくして2015年7月14日 Apple store Edinburghの客第一号になりました。 pic.twitter.com/65fwttWETg
— アキヒト (@akihit_) July 14, 2015
技術者に診てもらう
前置きが長くなりましたが、こうして技術者の方に見てもらうことに、リッキー・マーティンみたいなバリバリの爽やかイケメンの登場に臆すること無く「ふひひ、実はっすね、かくかくしかじか・・・」と事情を説明すると、"オッケー、裏でちょっと診てくるよ"とPCを持って裏へ。数分後戻ってきた彼の診断はやはり”マザーボードの取替えが必要”ということ。そして費用は・・・
タヒぬ... pic.twitter.com/81h4A0YrGc
— アキヒト (@akihit_) July 14, 2015
£337。約6.5万円ナリ。最初の修理屋の時から大幅にジャンプアップ。盛大に落ち込む。新品で買った時の半額位するやん。リッキー(仮)は "I know...I'm sorry..."と宥めてから”とりあえずこの紙を持ってくれば修理の受付はすぐにできるから、新しいものを買うか、直すか、考えてみたらいいよ”とのこと。声もよく通る。そしてなんかすっごいいいアイデアに聞こえる不思議。なので落ち着きを取り戻すためにもとりあえずそうすることに。
そして悩む。新しいMacbookを買うのか?値段は?Amazonで買ったら?日本版との違いは?挙句、他の電器屋行ってWindows機を見たり(Windowsは安いねホント)もした。私はあらゆる選択肢を考慮してから結論を出したい性分なので、こういう高い買い物は苦手なのだ。今のカメラを買うのにも半年以上悩んでいたと思う。
と、そこで新たにMacbookを買うならデータがリストアできるかどうかが重要になることを思いだした。しかも自分はソレを確認するための外付けHDDも手元に持ってきていたのだ。HDDはMacbookが壊れた時に接続されていたので、もしかしたら同時に壊れている可能性があった。そこで、再度技術者とのアポイントを取り付け(あれ、予約でいっぱいなんじゃないの?)1,2時間待つことに。
ここからはほぼ新たにMacbook Proを新たに買う方向で考えていた。先代のMacbook Airも買ってから大体4年位使ってはいたので、直してもまたサヨナラする日は近いように思われた。ま、事故さえなければまだ1,2年はイケたと思うけど。
携帯でAmazonでの価格を見るとApple Storeの値段より大分安い(日本のほうが安かったけど)。Apple Storeだと£999でAmazonだと£868。円に直すと167,000円。ちなみに日本のAmazonで買うと139,700円。こんなに違うもんだとはねぇ・・・。とは言えどうしようもないのでAplpeの面会を待ってる間に携帯からポチった。こんな高い買い物を携帯で済ますのは大変心許なかった。できれば2度としたくない。速達のオプション(£8)もお付けして合計£876(約16.9万円)のお買い物なり〜。ぐふぅ。
そしてAppleの技術者との面会再び。またリッキー(仮)が登場し”アキヒトー!どうするか決めたかい!?”というフレンドリーなノリ。この辺りは日本では考えられないよなぁ。HDDにバックアップがちゃんと残ってるか見たい、と伝え近くにあった端末を借りて挿してみると、データがしっかり残ってた。リッキー(仮)曰く、"これがあれば新しいものにTime Machineからすぐデータを移して使えるよ"とのことだったので、唯一の希望を見つけた私はただただ安堵。"もしデータの復旧で上手くいかなかったらまた来ればいい。ここで買わなきゃサポートが受けられないということもないから安心して。データが残ってて良かったな!"とリッキー(仮)。あなたはさては接客の神か。というわけで、すでにAmazonでポチってた私は若干の後ろめたさを感じつつ店をでた。
本体が来てから
そして、翌日
届いたわ〜。 pic.twitter.com/z4m0vTuR3J
— アキヒト (@akihit_) 2015, 7月 15
無事に日中のうちにMacbook Proが到着。開封の儀を経てTime Machineから復旧。異常なし!キーボードがアメリカ式だったり、でも香港版のものであることが判明したり(下の記事参照)でとまどいつつも新しいMacbook Proは画面が綺麗だし、前のAirに比べると処理も早い。故障からの買い替えという点でネガティブな気持ちでいたけども使ってみるとだんだんと満足させてくれる辺りは流石Appleの製品だな、というところ。
ymsdeedinbugrgh.hatenablog.com
今回の教訓
こうした事態を踏まえて今後ワーホリとかで海外で生活する人に伝えておきたいのはまず、変なものはパソコンに繋ぐなということに尽きる。「ちゃんと動かないかもしれないけど善意を無駄にするのは申し訳ない」という気持ちから私は繋いでしまったが、その甘っちょろい考えが今回の事故につながったのでこれは猛省すべき点である。もう一度言う変なもの(ピンクの中華CDドライブとか)は絶対パソコンに繋ぐな。フリじゃないぞ。
あとはバックアップをしっかりとね、とかMac製品を新しく買うなら日本のほうが安いよ、とかでしょうか。為替の都合もあるのでしょうが少なくとも今は日本のが安い。海外版が欲しいって人もいるみたいだけど、僕は日本版でいいと思います。
ちなみにこの記事は今ロンドンで書いてます。エジンバラのシェアハウスを今朝離れたわけですが、CDドライブを借りた彼とは結局その後会うこと無く今に至りました。本人が悪くないのは分かってるし、謝罪して欲しいとか金払えって言いたいわけじゃないんだけど、せめてあのCDドライブを私の手で破壊させて欲しかったなぁ...。
というモヤモヤした気持ちがまだしこりのように残ってますが、これは時間が解決してくれることでしょう。大人になります。こういった経験もワーホリならでは...…かもしれない。
完。
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