パスポート紛失リスクを回避したい…→英国の免許証作っておくか!っていうお話
予備の身分証として免許証の取得を考える
僕はいつもパスポートを持ち歩いています。
毎回ではないですが、パブやスーパーでお酒を買ったりするときに、身分証の提示を求められます。年齢を証明できるものとして私が持っているものはパスポートしかないので常態化してしまっているのです。
もうすぐ渡英して1年になりますが、これまで紛失等もなく穏やかにやってこれました。ただし運が良かったといえばそれまで。
大事なモノですので、紛失や盗難のリスクも考えると極力、持ち歩いているような状況は避けた方が良いのかもしれないなぁ、と最近になって考えておりました。
ほかに年齢、あるいは身分を証明できるのものとして使えるものがありませんので、(日本の免許証はありますが生年月日が西暦表示になっていないため、年齢を証明するものとした使えないらしい)何か新たに調達できるものとなると、どうやら運転免許以外に思いつきませんでした。なにか良い方法はないか。
とりあえず大使館に相談してみる
そういった不安となにか良い方法はありませんかね、ってことを英国大使館の方に相談してみたところ、以下のことがわかりました。
・英国発行の免許証を身分証として使う人は多い
・学生であれば学生証が身分証として使える
・社員証があれば身分証として使えるかもしれないが、ケースによる
・パスポートのコピーで間に合う場合もあるかもしれないが、ケースによる
あわよくば、日本で言う住民票みたいな、身分証っぽい証書がもらえるサービスが隠れてないかなーとか思ったんですがそういったものはない様子。まあ、無数に外国人が入り混じってるような国ですから英国が発行するモノ以外、受け入れる余地が無いであろうことは想像できる。
結局、学生でない自分にとっては免許証の取得が唯一の策っぽい。
パスポートのコピーと言うのは地味に盲点でしたが。コピーとっておこ。
ちなみに、もしかして書き換えじゃなくて最初っから英国の免許を取得するための手順を踏んだ方が手数料が安くなるなるんじゃないか?って思って調べてみたのですが、免許申請者の要件として、「3年以上住んでいる住所を提供すること」という項目があったので、ワーホリできている方は軒並みここではじかれることになりそうです。
https://www.gov.uk/apply-first-provisional-driving-licence
パスポートを紛失したらどうなるか
パスポートを紛失あるいは盗難された場合、どのようなコストがかかるか。考えてみた。
・パスポートを持っていないことによる機会的損失
海外旅行に行けない、その他身分証明を求められたときに対応出来ない、等
・パスポート再発行にかかる時間的コスト(手間)
警察にパスポート紛失の届出をする→紛失を届出た証明の書類を受け取る→日本国大使館で新しいパスポートの申請をする→ビザ再発行の手続きを行う、と。おそらく実働時間で軽く4,5日間位とられそうですね。
参考にさせて頂いたページ : パスポートを紛失した場合 :イギリス留学・ロンドン留学なら手数料無料の現地エージェント!ロンドン留学センター
・パスポート再発行にかかる金銭的コスト
戸籍抄本の取得から始まり(日本にいる家族等の協力が必要)、パスポートの再発行、ビザの再発行といずれの過程でもお金がかかってしまう様子。
表にまとめてみると下のような感じでしょうか。もうちょっと精査したいところですが、取りあえずやっつけで。
ビザの転記はプレミアムサービスを選択すると対応が即時になるのかな?一気に£400あがりますが、紛失したら即時発行を選ばざるをえないでしょう。ということで、赤字の項目を選んだ場合は合計で£673+¥450、£1=160円として計算すると¥108,130かかってしまうことになります。
※1 : http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/fees.html
※3 :https://www.gov.uk/transfer-visa
参考にさせて頂いたページ : 盗難事件からの復帰列伝 | ワーホリ留学ブログ@イギリス
さあ、これでもパスポートを持ち歩き続けるのか!?
実際の免許を入手するまでの流れ
無くしたときのコストを考えるとやっぱりパスポートずっと持ち歩くことはけっこうなリスクを抱えてることになりそうだな、ってのが判ったところで実際の免許の取得手順に見ていきましょう。
必要となる手続きについては大使館のページが大元になると言って良いと思いますのでまずはそちらを参照してみる。
① 自動車運転免許証抜粋証明書
まずは、「自動車運転免許証抜粋証明書」を大使館からもらいます。
要は日本の免許を持ってるよ、っていう証明を英国に提出するための紙をもらうイメージでしょうか。
申請書を大使館のページからダウンロードして記入し、パスポートのコピーと日本の免許証と合わせて大使館に提出してください、と。
※地味に在留届を提出していることが申請者の要件に含まれていますが、この際なので登録してない方はやっておきましょう。基本的には緊急時のための連絡先を登録するというイメージです。ただし、登録時に本籍の入力も求められますので、はっきりわからない場合はご家族に聞いてみましょう。(僕はまずここでつまずいてしまった…)
申請書は直接大使館に行くか、郵送で提出することも出来ますが、郵便で送る場合には免許証を同封しなきゃいけないってのが、ちょっと怖いですな。日本と違ってベコベコになったダンボールを受け取ったりしてますからね。Special Deliveryの利用をお勧めします。という赤太字での記載が大使館側からの警告と見えなくもないですね。
※Special Deliveryは郵便局で郵便物送付時に選択できるオプション。速達、追跡サービスと、£500までの補償がついてきます。
日本大使館の場所は下の地図の通り。
証明書の発行は2営業日要する、受け取りの際は郵送不可、だそうです。簡単に行ける場合は直に行ったほうが早いし、安心でしょうね。
発行の費用は受領時に払います。本記事執筆時点では£12。支払いは現金のみ、お釣りがでないようにとのこと。額はけっこう変動しているみたいなので、要確認です。
ポイント
・申請書、免許証、パスポートのコピーの3点を大使館に提出する
・申請書の受け取りは来館必須(代理人を立てることも可)
取りあえず、ここまでの手順を自分でもやってみたいと思います。
後続の手順についてはまた追って書いていきます。