【振り返りブレスト】あれやこれやエジンバラでバイトしながら考えてたこと
今となっては既に少し前の話です。エジンバラにてバイトをしながら生活をしてたわけですが、その時にいろいろ考えてたりしたこともあったので、ここにブレスト的にまとめてみたいと思います。バイトを見つけた話は以下の記事にて。
ymsdeedinbugrgh.hatenablog.com
※キッチンのイメージと思っていただければ・・・
ポーランド人のスタッフについて
キッチンにいたスタッフは、私日本人1人を含めて大体4、5人で回していたと思います。1人はヘッドシェフ、スコットランド人でそれ以外は後は皆ポーランド人でした。少しずつ仲良く慣れてきたところで、エジンバラを出てしまったのですが、色々学ばせていただきました。
英語のコミュニケーションについて
彼らはリスニングはかなり得意のようですが、私がしゃべっていた感覚ではボキャブラリーや文法といった点ではネイティブとはかなり差があるように感じました。本人達いわく、そんなに勉強もしてないし、エジンバラ在住も長いわけではない、とのこと。それでも彼らは英語でコミュニーケーションがしっかりとれていますし、日本人として彼らから学ぶべき点も多かったように思いました。主な点は以下。
- ボディランゲージや表情が豊か
- 知っている単語、分かる単語を使って最低限の言葉で組み立てる
- 明るい、フレンドリー
1つ目は日本人は不得意なところだと思います。僕はできるだけボキャブラリーによって表現の機微を出したいと思っていますが、彼らは目に見える表現を使ってそこを補います。2つ目もシンプルですが大事なことだと気づきました。明瞭な意味を持つ言葉、表現で会話をすれば少なくとも大きな認識の違いは無く会話が進みます。会話としての質は下がるかもしれませんが、割り切ることも大事ということですね。3つ目はそのままですね。見習いたいです。
自分も、自分の言葉で言われたことを繰り返してこれからやるべきことに認識のズレがないか確かめると良い、ということに気づき実践するようにしてました。シェフもソレを汲み取ってくれたのか私が「◯◯でいいんですよね?」と言うとバチーン!とウインクで返してくれるようになりました。ていうか、シェフに限らずウインクする人多かったなココは。
あと細かいこと
ホールスタッフについて
上で書いたようにキッチンのスタッフはポーランド人が多かったですが、ホールにいた人はおそらくはイギリスかスコットランド人の人が多かったです。しかもみんなかわいい女の子だったりイケメンだったりしてました。露骨にポジションで国籍や風貌が違うってのが面白かった。
チップについて
給料とは別にチップと言う名目で1週間に1度お金を受け取っていました。 これはバイトの募集の要項には全くなかった話なので、最初受け取った時はだいぶびっくりしました。考えてみたらこっちにはチップという文化があるんだな、ということを身をもって体験できました( 銀行を通さずお金を受け取っていることになるので、これは税金うんぬんに関して言えばグレーゾーンなのでしょうが)。
そもそもチップはホールの人だけが受け取っているお金なのですが、それを一旦集計して皆に配分していくというやり方は確かに公平です。ただ、個人的に私はチップはホールのスタッフ達への心付けだと思っていたので、このやり方がどこでも行われているのではないような気がします。
日本の飲食店でやってたこととの違い
日本でもキッチンでバイトをした経験があったので、こちらでバイトをしながら国ごとの違いを見るのも非常に興味深くかったです。まあ、日本でもそれぞれ違いはあると思いますが、私が興味をもった点としては例えば以下のようなことがありました。
- 食品の日付管理シールが手書きだった
- 台拭きではなく、紙をやたら使う
- ラップが切りにくい
- 衛生管理については日本の方が間違いなく厳重
- ネズミが出た(!)
- 仕事が終わったらタダでお酒が飲める
- 揚げ物等でタイマーを使わない
6は特に仕事をやる上でオイシかった点ですね。というか昼にはまかないもあったのに、どちらもネットの人材募集の広告には一言も書いてなかった。書いておけば興味を持ってくれる人がすぐに現れるかも知れないのになぜしないのか。謎。
飲食業界の人材の流れについて
バイト実際に始める前に一度試験的に仕事をしました。その時他にいたスタッフは5,6人見た気がするんですが、いざ仕事を始めてみたらその人たちは全員その後会うことはありませんでした。聞けば他へ移ったとかそういうことみたいですが、そんなに頻繁にやめたり移ったりするもんなのか、と驚きました。
一般に人材が外へ流れるという事は、料理人としてのスキルを磨くため、あるいはより良い待遇で働ける環境が見つかったのか、といった話なんだと思いますが、実際どうなんでしょう。お国の事情というところもあるのでしょうか。日本では飲食業界でここまで人材の流れが流動的になっているというイメージはあまりありません。
後日、「だから店の味が落ち着かないのでは?」といった意見を聞いて、なるほどそういうものかもしれないと思いました。事実、働いていた店もトップのシェフが交代したことによってメニューがごっそり変わったということも過去にあったみたいです。
あだ名
何故か僕は新しい環境に身をおくとニックネームは新しいものになっていくという運命のもとに生まれてしまったみたいなんですけれども、このバイトの中でも新しくあだ名をもらうことができました。その名も「Mr.ミヤギ」。これを聞いてピンと来る方がどれだけいるのかわかりませんが、私は全然知りませんでした。
割りと海外の方だとわかるみたいですが、要は映画のキャラクターのようです。カラテ・キッドに出てくる空手の師範。ベスト・キッドではない。
シェフ曰く、「俺は敬意を込めてそう読んでいるんだ。有名なシェフで◯◯◯(忘れた)というのがいるが、俺をそう呼んでくれたら俺は感謝するし、それと同じことだ。」と言ってから「ただ、あと20年後には君はMr.Miyagiに大分似てくると思うよ」って、前半の話意味無いですやん。
これが派生してその内Miyagiと呼ばれることもあったりなかったり。まあそんなに悪い気はしなかったからいいですけど。
とりあえず、こんなところでしょうか。
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